Xtreme Performance System

疾走する音と無限を
感じさせる映像で
見る人を近未来へと運ぶ

サウンド アーティスト 大野 哲二(右)
クリエイティブ テクノロジスト 阿部 睦美
ヴィジュアル アーティスト 松山 周平(左)
去る1月20日、六本木の次世代ライブハウス「ニコファーレ」で開催されたDELL新製品発表会。ここでひとつの試みとして、メディアアート、プロジェクションマッピングの制作に特化したプログラミングツール「TouchDesigner」と、レコーディング、楽曲制作、ライブを一貫して行えるDAWソフト「Ableton Live」をDELLのノートパソコン上で操作しながら会場の360度LEDモニタースクリーンに投影するという、音と映像のパフォーマンスを行った。
このパフォーマンスに携わったのは、3人のクリエイター。音楽家であり映像クリエイターの、Intercity-Express の大野哲二さん、プログラマーでありヴィジュアルアーティストの松山周平さん、そしてプロデューサーでありサウンド・デザイナーの阿部睦美さん。今回はこの3人に、いかにしてこの世界にたどり着いたのか、そして当日のパフォーマンスが完成するまでのプロセスを伺った。
まず皆さんがこの世界に携わるに至った経緯をお聞かせください。
大野

現在は広告音楽の制作をしながら、映像と音楽を組み合わせた作品によるライブパフォーマンスなども行っています。叔母がピアニストだということもあり、小さい頃から音楽は身近にあったのですが、最初は普通の会社員でした。その後海外をブラブラしたりDJをしたりしていて、この道に入ったのは25歳のときです。
松山

私は工学部出身で、実は昨春まで自動車メーカーで自動制御ブレーキを作っていたんです。でも自動制御ブレーキって「センサー」+「プログラミング」でできているわけで、そのテクノロジーは広告やアートの世界にも通じるんです。それで趣味でいろいろ制作してネットにあげたりしているうちに、本業になってしまいました。
阿部

私は大学院でコンピュータ・エンジニアリングを専攻していたので、もともとパソコンは完成品を買うものではなく自分でデザインするのが常識の環境にいました。大学院を経て電通に入り、テレビ番組や、映画やアニメの制作に携わるようになっていきました。音楽については生まれたときからエレクトーンが家にあって、クラシックやジャズをずっと習っていたので親しみがあり、10年ほど前からパソコンで音楽を作ったり、DJをしたりしていましたね。
そんな3人が今回ひとつのプロジェクトに携わることになったきっかけは?
阿部

「ニコファーレ」で、インパクトのあるもの、そしてDELLのPCの性能を最大限アピールできる企画を、ということだけが決まっていました。そこで、今回の企画を立ち上げるにあたり、会場の360度モニターなど空間そのものを生かした固有の体験を作りたいと思いました。少し前の、昨年の11月に、デジタルアートのフェスティバル「MUTEK」が日本で開催されていて、アーティストの大野さんに、ワークショップにサポートに来ていた松山さんと出会っていたんです。大野さんはエレクトロニカやテクノ、ダンス音楽を専門にしているのですが、その中でもとにかく音数が豊富で、厚みのある音を作っていらっしゃるのが印象的でした。このチームならDELLのブランドの持つ近未来感、心地よい疾走感をリアルタイムで表現できると思ったんです。11月に知り合って、1週間後にはキックオフのミーティングをしていましたね。
そこからどのようなプロセスを経て作品が完成したのでしょうか。
大野

最初にどんな映像と音をつくるべきか三人でディスカッション重ねてイメージを共有しました。そのあと、私が音から作り、そこに松山さんが映像を重ねるという、大雑把にいえばそんな手順ですね。
阿部

私はクリエイティブテクノロジストとして、「頭からテンションマックスで!」とか「幾何学的なデザインや視覚効果のテクノロジーで近未来感、ワクワク感を表現してほしい」といった、イメージを伝えました。XPSの中で何が起きているかを想像してみたい、ALIENWAREによるゲーミング体験で無限に広がる3次元空間に没入してみたいと密かに妄想していたんです。そこからは、松山さんの作ったニコファーレシミュレータをとおして映像をプロジェクションしながら、3人でラボに集まってワイワイ作っていきましたね。

XPS 15(大野さん・阿部さん使用)、ALIENWARE 15(松山さん使用)

今回の作品で特にこだわったのはどんな点でしょうか。
大野

近未来感だとか高揚感を演出したい、インパクトを与えたいという一方で、多くの人にとってあまり馴染みのないジャンルの音なので、聴く人を突き放すようなアバンギャルドさではいけない、というバランスを意識しました。
松山

映像では、360度ディスプレイの会場だったので、それを活かしたかったのですが、見る人にとって圧迫感のないように、平面でも奥行きがあるような映像にしたかった。けれどいつも会場でデモができるわけではないので、空間そのものをパソコン上でシミュレーションしながら検証しましたね。DELLのALIENWAREはVRに対応していて、ヘッドマウントディスプレイを使うことで、現地のシミュレーションができるんですよ。その結果、だまし絵のような、無限の奥行きを感じさせる、そして見ている人が音と映像にシンクロするような映像ができたのではないかと思います。
阿部

私は全体のプロデュースと同時に、90秒間の「アタック映像」という、合間合間に入れる映像を担当したのですが、会場に来た人が、映像を見たり、プレゼンテーションを見たりする1時間の間、全体で一つの大きなアトラクションに乗っているような楽しさを味わってもらうことに苦心しましたね。
DELLのコンピュータで製作してみていかがでしたか?
大野

気持ちよく作ることができました。実は今までずっとMacを使っていたのですが、こんなに洗練されたウィンドウズマシンがあるなんて驚きました。当日のライブパフォーマンスもこの「XPS」のみで行えるようにしたのですが、タッチパネルやキーボードのレスポンスが快適でした。個人的にはGPUベースで映像を扱ったりするので、その辺りも信頼できるマシンだと感じました。
松山

私は4年くらい前からDELLのコンピュータを使っていて、デスクトップもノートもあわせると5台目なんです。理由はGPU搭載で映像に適しているのと、安定性の良さ。映像を動かすというのはかなりの高負荷になるのですが、広告の展示などで朝から晩までずーっと走らせていても、一度もトラブルが起きたことがないんです。この安定性は、ALIENWAREならではですね。
阿部

とにかく使っていて気持ちいいコンピュータですね。第一に指でディスプレイ上のパラメーターを上げ下げするなど、直感的なアプローチができました。それにフレームレスの大きなディスプレイもキレイで楽しい。発表会では360度カメラ映像が4K、それ以外もすべてFullHDで撮影しており、たった数分でもデータが非常に大きくなりました。それまで使っていたMacBookAirでは編集作業中に固まることが多く、レンダリングにとても時間がかかってしまって。後で聞けば、「ニコファーレ」の会場でこんなリアルタイムプロジェクションに挑戦したのは我々が初めてだったとか。そんな挑戦ができたのも信頼のできるマシンがあってこそ。わたしにとって、もう「XPS」は必需品となったので、15インチを購入しちゃいました。

XPS 15

最後に、今回のパフォーマンスを行っての感想をお聞かせください。
阿部

空間のデザインと音のデザインの両方に取り組めたことはとても楽しい機会でした。年末年始も3人で合宿のように夢中で作りましたが、いい経験になりました。
松山

今回のパフォーマンスは、技術面でのチャレンジと、表現面のチャレンジ、両方行えたのが収穫です。常にその両者の挑戦ができる仕事を続けていきたいですね。
大野

3名の化学反応がとても新鮮でした。今後も音と映像をシンクロさせて、体験した人が共感覚を得られる様な表現の追求をしたいですね。まずはXPSをとことん使いこなしたいと思います。
2017年1月20日に新製品発表会がNicofarreで行われ、XPSとALIANWAREを使用したパフォーマンスを行いました。
Profile
大野 哲二
音楽家、映像クリエイター。広告音楽の世界で活躍するほか、ヴィジュアルプログラミングによる作品を発表し、ヨーロッパを中心にライブパフォーマンスを行う。「Intercity-Express」は自身によるソロプロジェクト。
阿部 睦美
プロデューサー、クリエイティブ テクノロジスト。大学院にてコンピュータ・エンジニアリングを専攻したのち、電通に入社。番組や映像コンテンツのクリエイティブディレクションを多数経験。
松山 周平
株式会社ティーアンドエス R&D部 部長、プログラマー、ヴィジュアルアーティスト。広告インスタレーションや企業のR&Dなどを手がける。また「Touch Designer User Group Japan」を主催し、ワークショップなども開催。
第7世代 インテル® Core™ プロセッサーを搭載した
世界最小13.3インチ・ノートブック「XPS 13」
XPS 13 は、ベゼル幅わずか5.2mm のフレームレス・ディスプレイを搭載することで、11インチ・ノートブックに匹敵するコンパクトなボディーを実現し、その斬新で美しいデザインは2015年度 グッドデザイン賞にも選ばれています。
また最も先進的なインテルの14nm 製造プロセス (インテル® 14nm テクノロジー) によって製造された第7世代インテル® Core™ プロセッサーを搭載し、高性能化と省電力をより高い水準で両立します。プロセッサーに搭載されたグラフィックス機能もさらに強化され、超高精細のグラフィックス表示などにも柔軟に対応します。詳細は本サイトの製品特長からご覧ください。